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2026年度展開ゼミ 第5回 議事録

  • 6月1日
  • 読了時間: 3分

第5回議事録


2026年度展開ゼミ第5回の議事録です。


日時:2026年5月20日(水)14:50-16:20

会場:DW704

参加者:12名 髙橋、沖村班(4名)、安田班(3名)、山田班(4名)

欠席者:1名


1 グループ発表

(1)安田班

・発表者:安田

・課題本:『家族における格差と貧困の再生産』

・発表範囲:第5章「貧困母子世帯における生活保護の受給」

[概要]

 貧困であるにもかかわらず生活保護を受給していない「非受給世帯」が多数存在している。その要因を探るため、生活保護制度自体でなく生活保護制度の利用を妨げる利用者側に着目した。その結果、母親の「自立」や「自助」の価値規範の内面化によって生活保護の受給が抑止されていることがわかった。

〈質疑応答〉

質問1:ひとり親世帯の定義とはなにか。

回答1:母子世帯や離別・死別世帯のことを言う。

質問2:貧困状態の定義とはなにか。

回答2:明確には示されていない。

質問3:母親が正規雇用か非正規雇用かという要素は貧困に関係しているのか。

回答3:関係している。

〈先生からの補足〉

貧困は、等価可処分所得の中央値の2分の1のライン=貧困線とし、貧困線を下回る層のことを指す。


(2)安田班

・発表者:安田

・課題本:『家族における格差と貧困の再生産』

・発表範囲:第6章「知見の要約および今後の展望」

[概要]

 親の離婚経験は、子ども期の貧困だけでなく成人期以降の地位達成にも長期的に影響する。具体的には、学歴の低さや初職非正規、就業の不安定性を経験する比率が高い。家族形成においても早婚や自身の離婚という連鎖が見られる。

〈質疑応答〉

質問1:「成人期以降の地位達成」とは具体的に何か。

回答1:就業先が大企業であるか、ホワイトカラーであるかなどのことを言う。

質問2:既婚女性が就業の不安定性を経験しにくいのはなぜか。

回答2:既婚女性は配偶者の男性の収入に頼ることができるからである。


(3)山田班

・発表者:山田

・課題本:『格差社会のセカンドチャンスを探して』

・発表範囲:第6章「貧困経験とセカンドチャンスとしての貧困からの脱出」

[概要]

 貧困経験を類型化し、時代に分けて分布を確認する。貧困類型の比較から、貧困の類型には学歴や配偶が関係ないこと、貧困の脱出は不可能であることがわかった。

〈質疑応答〉

質問1:持続貧困層、慢性貧困層とはどのような状況のことなのか。

回答1:持続貧困層とは、一時的な要因でなく長期的な貧困を抱えている層のことで、慢性貧困層とは、貧困を一度以上経験し、世帯収入が150万円未満である層のことを言う。

質問2:「同居子供数が多い」の定義とはなにか。

回答2:書籍上では記されていない。


(4)沖村班

・発表者:沖村

・課題本:『進学校の進路選択とジェンダー』

・発表範囲:おわりに「本研究からなにがわかったのか」

[概要]

 地域や高校の偏差値によって進学校の中身は異なる。進学校の生徒たちは将来の夢や目標を様々に見直しながら志望校を考えている。高校生の進路選択は家族や同級生、教員との相互作用で形成され、その形は地域やメディアに左右される。

〈質疑応答〉

質問1:一番手校に比べて二番手校では「上を目指す進路指導」が成立しにくいのはなぜか。

回答1:二番手校では親と子供の教育に対する意識の違いや、ジェンダー規範が関与しやすいため、上を目指しにくいとされる。

質問2:「やりたいこと」を重視する教育が進路指導と緊張関係にあるのはなぜか。

回答2: 学生の「やりたいこと」が必ずしも難関大学への進学につながるとは限らないからである。

質問3:「職業先行型」とは具体的になにか。

回答3:「医者になるために医学を勉強する」、「特定の分野の研究がしたいからこの学部に行く」といった学歴よりも職業が先行する進路選択のことである。


3 まとめ

 各班の発表から、貧困には親の離婚経験や学歴、子供の数など様々な要素が関係していることがわかった。


作成:杉本

編集:沖村

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