2026年度展開ゼミ 第1回 議事録
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2026年度展開ゼミ第1回の議事録です。
日時:2026年4月15日(水)14:50-16:20
会場:DW704
参加者:13名 髙橋、沖村班(4名)、安田班(4名)、山田班(4名)、
1 先生からの連絡事項
・イオンモールでのプロジェクトの告知
・レインボープライドの告知
2 グループ発表
(1)安田班
・発表者:安田
・課題本:『家族における格差と貧困の再生産』
・発表箇所:第1章「家族における格差と貧困の再生産」
[概要]
親の離婚が子世代へと貧困を連鎖させる実態を解説する章である。現在、母子世帯の多くが離別によるものであり、母親の雇用不安定や社会保障の不備から高い貧困率に直面している。親の離婚経験が子世代の格差を生じさせることや、親の出身世帯における様々な格差が、その後の子どものライフコースにも影響することが明らかになった。
〈質疑応答〉
質問1:本書において、社会保障制度とは具体的に何を指すか。
回答1:生活保護や死別の場合には遺族年金があげられる。
質問2:低学歴、高学歴の基準とは。
回答2:書籍の中では明確な基準が示されていない。
質問3:母子家庭になりやすい要因とは。
回答3:子どもの親権を担う割合が母親に多いためである。
(2)山田班
・発表者:山田
・課題本:『格差社会のセカンドチャンスを探して』
・発表箇所:序章「セカンドチャンスを探して」
[概要]
セカンドチャンスについて議論する上では不利な状況に直面した人だけでなく、転職などといった異質な経験を有する人にも着目することが重要である。社会構造、個人の能力、セカンドチャンスを獲得する以前の状況など様々な要素を複合的に考察し、セカンドチャンスを有無が日本の格差社会で示唆することの発見を試みていく。
〈質疑応答〉
質問1:セカンドチャンスをものにする人はどのくらいいるのか。
回答1:序章は調査や分析の説明をおこなっている章であり、格差には様々な形があることそれぞれの側面から分析を実施していることから総人数を断定することはできない。
質問2:格差の継続と連鎖の根拠とは。
回答2:格差にも様々な形があり、格差が是正される場合とされない場合がある。東大社研パネル調査を用いた研究から格差の継続が明らかになっている。
質問3:セカンドチャンスに男女差はあるのか。
回答3:現段階では分かっていない。
(3)山田班
・発表者:山田
・課題本:『格差社会のセカンドチャンスを探して』
・発表箇所:第1章「初発の不利は乗り越えられるのか」
[概要]
日本は諸外国に比べて一人親世帯の貧困率が高く、その負の影響が成人期にも継続されることが懸念される。この章では大規模な社会調査のデータを分析し、幼少期の不利の成人期にかけての変化、挽回の機会について推察された。その結果、逆境の巻き返しは可能であり、家族形成や友人といった人間関係の構築が生活満足度向上など、大きな役割を果たす。
〈質疑応答〉
質問1:温かくない家庭とは。
回答1:筆者の主観によるものであり、具体的な定義はされていない。
質問2:母親の職業に関しては言及されているか。
回答2:言及はされていない。
質問3:社会的ネットワークとは。
回答3:友人関係の有無のことである。
〈先生からの補足〉
高学歴・低学歴の社会学的基準は、大卒かどうか。
(4)沖村班
・発表者:沖村
・課題本:『進学校の進路選択とジェンダー』
・発表箇所:序章「進学校における男女の進路選択はどのように異なるのだろうか」
[概要]
四大進学率は男女ともに増加傾向にある。一方で、難関大学出身者の多くは男性が占める。本章は、この差がリターン・コスト・ジェンダー規範といった要因によって生じている点に着目する。進学校の高校生や進路指導教員、親を対象におこなったインタビュー調査を通して進学校に在籍する高校生男女の進路選択がなぜ、どのように異なるのかを明らかにする。
〈質疑応答〉
質問1:文理選択の言及はされていたか。
回答1:インタビュー調査の調査項目には含まれていないが、本文では、「男性に比べ、女性の方が理系の職業を希望しにくい」との記述はある。
質問2:ジェンダー平等はどう測るのか。
回答2:経済、政治、健康、教育の四つの分野から測っている。
質問3:学校間比較調査の具体的な方法とは。
回答3:地域の1番手校と2番手校を比較して学校内部のジェンダーに留意した調査をおこなっている。
質問4:大学進学者内部の格差とは。
回答4:大学に進学するかどうかではなく、どの大学に進学するかで起こる格差のことである。
2 まとめ
各班の発表から、格差の生産の要因として、ジェンダー差の残存や経済的な理由等による格差の再生産が起きていること、格差が縮小されない事例が存在することが挙げられるということが判明した。
作成:内野
編集:沖村
