2026年度展開ゼミ 第9回 議事録
- 6月24日
- 読了時間: 4分
2026年度展開ゼミ第9回の議事録です。
日時:2026年6月17日(水)14:50-16:20
会場:DW704
参加者:10名 髙橋、沖村班(3名)、安田班(3名)、山田班(3名)
欠席者:3名
1 連絡事項
・ゼミ合宿について
2 グループ発表
(1)沖村班
・発表者:澄川
・課題本:『地域・都市の社会学』
・発表範囲:第8章「都市の不平等はどのように進行しているのか」
[概要]
都市には多様な人びとが集まっており、異質性や不平等をめぐる問題がある。人びとは社会階層によって分極化し、不平等や排除の状況が生じている。リスクを回避しつつ多様な人びとが密集する都市部で生きるには、他者への理解と寛容を考える必要がある。
〈質疑応答〉
質問1:「低所得の排除」とあるが、排除された人の次の居住空間はどうなるのか。
回答1:本書では、排除されるというところまでしか記載されていない。
(2)安田班
・発表者:安田
・課題本:『地方暮らしの幸福と若者』
・発表範囲:第6章「ライフスタイル」
[概要]
地方暮らしの若者のライフスタイルについて統計データとデプス・インタビューをもとに分析した。地域によって「地方都市傾向」と「田舎傾向」との間に様々なバリエーションがみられるが、個々人の暮らしの質には「モビリティ」が大きく関係していると示唆された。
〈質疑応答〉
質問1:田舎限定派の人たちはどのような人々か。
回答1:詳細には言及されていないが、田舎で十分に幸せだと感じている人々を指す。
(3)安田班
・発表者:安田
・課題本:『地方暮らしの幸福と若者』
・発表範囲:第7章「働き方」
[概要]
地方暮らしの若者の働き方について、統計データとデプス・インタビューをもとに分析した。地方暮らしの若者には「安定」を重視する価値観が根強いものの、それを獲得するために多大な努力をしていることが明らかとなった。その一方で、「やりがい」や「生きがい」を追求する「新しい働き方」もみられた。
〈質疑応答〉
質問1:長時間労働とみなす基準は何時間か。
回答1:具体的には書いていないが、インタビュー調査では12時間以上という具体的な数字がでている。
(4)山田班
・発表者:坂倉
・課題本:『東京で育つ/育てる』
・発表範囲:第12章「女性として生きる」
[概要]
様々な要素に左右される女性たちの生活様式について検討した結果、類型ごとの傾向が確認できた。その傾向は就職氷河期や未婚化・晩婚化など社会の変化が強く影響していた。また、その傾向に当てはまらない例外や個人差にも着目する必要がある。
〈質疑応答〉
質問1:地域移動について、残余型の離婚前はどうか。
回答1:直接的には記載されていない。
質問2:生活類型とは何を指しているのか。
回答2「大企業型・地元型・残余型」を指す。
(5)山田班
・発表者:坂倉
・課題本:『東京で育つ/育てる』
・発表範囲:第16章「家族を営むことの苦悩とその差異」
[概要]
母親としての苦悩に差異がある中で、多様な葛藤が語られた。その中で共通して言えることは、女性たちが多大な困難を背負って生活していることである。その要因は社会規範や個々人の無意識的な偏見であり、多元的要素が関連している。
〈質疑応答〉
質問1:複数のケアはどのくらいの割合の人がおこなっているのか。
回答1:具体的な記載はされていない。
質問2:父親の意見が重視されやすい場合とは。
回答2:母親が非大卒かつ、父親が大卒である場合である。
質問3:親族関係のコントロールが及ばないとはどういうことか。
回答3:子どもの自立化に伴って母親が親戚と子どもの間の関係性に介入する余地がなくなっていくということである。
3 まとめ
共通して、苦悩は規範や制度などといった社会の問題だということと個人の多様化が論じられていた。そのような環境下で、包摂的な社会の形成には制度の整備はもちろんのこと、企業や教育現場などのコミュニティやその構成員がそれぞれの状況に理解を示し、共助を実践に移すことが肝要であると考察した。
作成:内野
編集:沖村
