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2026年度展開ゼミ 第8回 議事録

  • 6月17日
  • 読了時間: 4分

2026年度展開ゼミ第8回の議事録です。


日時:2026年6月10日(水)14:50-16:20

会場:DW704

参加者:11名 髙橋、安田班(4名)、山田班(4名)、沖村班(2名))


1 グループ発表

(1)安田班

・発表者:小倉

・課題本:『地方暮らしの幸福と若者』

・発表範囲:第4章「地元定住/地域移動の事例分析(1)」

[概要]

府中町の若者を対象に定住歴や地域移動の経験についてインタビュー調査をおこなった。その結果、若者の地域移動は「地元から押し出す力」「地元にひきつける力」「地域のひきつける力」が重なり合う中で決定され、地元定住か都会へ出るかの2択ではないことがわかった。

〈質疑応答〉

質問1:「地元から押し出す力」とは何か。

回答1:地位達成志向がある者(エリート)にとっては、地元には偏差値の高い大学やいい就職先の選択肢が無く、それが地元から押し出す力となる。


(2)安田班

・発表者:小倉

・課題本:『地方暮らしの幸福と若者』

・発表範囲:第5章「地元定住/地域移動の事例分析(2)」

[概要]

三次市の若者を対象に定住歴や地域移動の経験についてインタビュー調査をおこなった。その結果、三次市には若者を地域外へ押し出す力と地元へひきつける力の両方が存在するということがわかった。

〈質疑応答〉

質問1:「条件の不利」は本章では進路先の選択肢が限られているという認識でよいか。

回答1:その認識で正しい。

質問2:インタビュー対象者で東京での就職に難しさを感じて、地元に戻って就職したケースが挙げられていたが、これは三次市において就職先の選択肢が限られていることと矛盾するのではないか。

回答2:対象者は東京での就職そのものに限界を感じたというよりも、東京という大都会での生活に限界を感じて地元に戻っている。そのため、三次市においての就職先の選択肢の少なさとは観点が異なる。


(3)山田班

・発表者:山田

・課題本:『東京で育つ/育てる』

・発表範囲:第11章「ファミリー・トランジション・プロジェクトのなかの子ども」

[概要]

子どもの大人への移行は家族との関係のなかで進み、そのあり方は大企業型・地元型・残余型で異なる。家族環境や経済状況によって進学機会に格差が生じ、日本の「家族依存社会」がそれを強めているため、教育の脱家族化が課題である。

〈質疑応答〉

質問1:ここに質問を書く。

回答1:ここに回答を書く。

〈先生からの補足〉←特になければ項目ごと消してOK

質問1:脱家族化の例は本に記載があったか。

回答1:脱家族化は介護や進路選択において必要と記されているが、現在の家族化についての記載はない。


(4)沖村班

・発表者:沖村

・課題本:『地域・都市の社会学』

・発表範囲:第6章「ローカル・トラックとは何か」

[概要]

進学先の難易度や学校歴の威信レベルとは関係のない進路分化を示すローカル・トラックがある。ローカル・トラックは、タイの村や佐井村でもみられた。

〈質疑応答〉

質問1:ローカル・トラックとは何か。

回答1:学歴社会を基本としているなかで、学校の勉強とは関係ない進路文化である。

質問2:「想定したトラックのずれを経て離れたからこそ強く働いたり、何かを見えなくさせたりする力」がローカル・トラックという説明があったが、具体的にどういうことなのか。

回答2:県内の大学進学と教員採用を目指したAさん、Bさんの二人は結果的に県外の大学に進学した。大学卒業後、Aさんは県内の教員に、Bさんは不動産の仕事に就いた。

よって、県外の大学進学→県内の教員採用というトラックからずれたことで、Aさんは地元をより意識し、反対にBさんはそれまで見えていなかった不動産の道を見つけることができたことである。

質問3:ローカルとジェンダーの密接な関係について、具体例の記載はあるか。

回答3:具体例は記載されていない。


(5)沖村班

・発表者:沖村

・課題本:『地域・都市の社会学』

・発表範囲:第7章「都市の公共空間」

[概要]

空間の分け合い方には、居住の場、労働の場、公共空間がある。公共空間の例として、道、広場、公園があり、<見る―見られる関係>が成り立っている。また、公共空間はプライバタイゼーション(民営化)がキーワードとされる。

〈質疑応答〉

質問1:居住の場、労働の場、公共空間とはどのようなものか。

回答1:居住の場は住宅という概念のあるプライベート性の高い空間、労働の場は日々通う場所でプライベート性の低い空間である。公共空間は誰も所有することのできないプライベート性が低い空間のことである。

質問2:公開空地とは何か。

回答2:ニューヨーク市にある民有公共空間という仕組みを日本で言い換えたものを指す。敷地の一部を一般に開放し、自由に通行や利用できる状態に保つ場合、敷地全体にかけられていた建築規制を緩和するボーナスを与えるものである。


3 まとめ

各班の発表から、地方と都市という空間には人々の多様な生き方が存在しており、それぞれ異なる課題を抱えていることがわかった。


作成:松原

編集:沖村

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