2026年度卒研ゼミ 第7回 議事録
2026年度卒研ゼミ第7回の議事録です。
日時:2026年7月15日(水)13:10-14:40
会場:DW704
参加者:13名 髙橋、榊原班(5名)、田中班(3名)、溝田班(4名)
欠席者:2名
1 連絡事項
・3期生が実施中のアンケート調査について
・7月31日実施のイオンイベントについて
2 個人発表
・発表者:田中ゆ
[概要]
女性らしさはどのように論じられてきたのか、メディアが描いてきた女性像に着目し、明らかにしていく。とりわけ諸外国との比較を通して、日本の広告における女性表象の特徴や位置づけを検討していく。先行研究では、かわいさ志向や若さ志向に関して指摘されている文献や、外国文化と日本の広告の関係について検討している文献を紹介している。広告における女性表象は国際的にどのような違いをあり、どのような特徴があるのか、先行研究からみていきたい。
〈質疑応答・コメント〉
・メディアの歴史についての先行研究を入れる必要があるのではないか
・メディアの歴史を踏まえて、特にその中でも広告に着目していくということが分かるように書いていくとよいのではないか
・「位置づけ」とは?
→海外と比較して日本はどのように描かれているのかということ
・先行研究で日本とメキシコを比較した研究があるため参考になるかもしれない
・外国ではこのように描かれている、日本ではこのように描かれているという二つを比較してみていくことで何か見えてくるものがあるのではないかという方向性で合っているか
・比較する国を広げすぎると難しい可能性があるため、アジアなど範囲を狭めていく方がいいのではないか
・社会とメディアは関係が深いため、国際的な社会の動きを知っておく必要があるのではないか
・文献研究をするうえで、どういう研究を読んでいくつもりでいるのか
→外国で書かれた英文の文献を使っていきたい
・日本人が書いたものではなく?
→それらだけでは難しかったら、海外で書かれたものを使いたい
・「有名志向」の有名人とはどのような定義?
→確認しておく
・広告という言葉を使っているが、範囲は?テレビ広告?雑誌?
→特に範囲は決めていない。文献をみていると広告という括りで書かれているものもあるため
・広告は何のためにあるのか、確認しておかないと広告に着目する意義がわからないのではないか
・「位置づけ」という言葉の意味はどのようなイメージを持って言っているのか
→国際的に見て、日本はどのような位置にいるのか
・どのぐらい国際比較をおこなっている文献があるのか
→日本とアメリカ、日本と韓国くらいしか見つけられてない
国や地域の問題ではなく、数の問題なのではないか。一本ずつしかない場合どのようにまとめていくのか考える必要があるのではないか。
→論文はまだ見ることができていないため、まだ見つけられていない文献がある可能性はある
・国別に指摘されていることを、それぞれまとめていくという方向性はどうか
・発表者:田中ま
[概要]
妻が夫に求めているものはどのようなものか、それによって妻はどのような葛藤を抱えているのか明らかにしていきたい。男性も育児や家事に参加することが社会的にも求められるようになり、政策的にも変化しつつあるが、現状としては未だに女性への負担の偏りが報告されている。育休の取得制度がそもそもない、取得しづらい雰囲気があり利用しづらい等の理由も挙げられている。男性自体も仕事と家庭の板挟みで葛藤があるという指摘もされている。ここで重要なのは、男女平等が本来の目的ではなく、夫婦間の納得感であるだろうと思われる。そこで、本研究では妻へのインタビュー調査を通じて、夫婦間の交渉の過程や納得の過程を見ていき、夫婦の家庭生活の実態を明らかにしていきたい。
〈質疑応答・コメント〉
・先行研究で大まかな夫婦研究をまとめる必要があるのではないか
・「若い世代」の範囲は?
→29歳以下
・子どもの年齢が家事・育児分担への納得感と関係があるのではないか
・子どもが大きくなると諦めが出てくるということもあるかもしれない
→諦めでの満足か、助かっていて満足かは別というのは確かにその通りだと思う
・仕事で稼いでくることへの評価に関しては着目しないのか。どう分担しているのかというのは、家事・育児だけではない。家庭生活全般に関する分担を見ていくなら、仕事も分担に入れて先行研究を見つけていかないといけないのではないか。
・何に対して一番関心をもっているのか
→満足度の中身が気になっている
・夫婦関係の満足度なのか家事分担の満足度なのか、どこの満足度が気になっているのか
→当初の予定では、妻へのインタビューを通して家庭生活の分担に関してどのように考え、現状に至るのかということを明らかにしたいと考えていた。何が原因で分担に納得ができていないのか。納得がいっていない場合の原因として考えられることとしては、家庭生活は自分一人の問題ではないということや、夫に稼いできてほしいが家事育児もしてほしいという2重の期待が関係しているのではないか。夫も、稼いでこなければいけないという意識が強いため、現状維持なのではないか。社会もだが、当事者の潜在的な意識が関係しているのではないかと考えている。
・最初から夫婦関係に満足しているのか、それとも交渉や妥協があって満足する結果に至っているのか、という現在に至る過程が聞けたら面白いのではないか
・夫婦間の役割分担の交渉過程とその評価という軸で、役割分担に関する先行研究を探すという方向性はどうか
3 まとめ
研究の方向性を具体化し、実際に調査に入っていく段階にあることをあらためて実感した。興味のある範囲を広く扱いたいという気持ちはあるが、研究として形にしていくためには、どこに焦点を当てるのかということを明確にすることが重要であると感じた。また、研究領域が近いメンバーや同じ班のメンバー同士でコミュニケーションを重ね、互いに助言し合うことで研究の質を高めていくことができると思われる。今後も積極的に意見交換を行いながら、自身の研究もより深めていきたい。
作成:溝田
編集:榊原
