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2025年度卒研ゼミ 第7回 議事録

  • Kanaet-Lab
  • 7月11日
  • 読了時間: 4分

更新日:7月16日

2025年度卒研ゼミ第7回の議事録です。


日時:2025年7月9日(水)13:10-14:40

会場:DW704

参加者:11名 髙橋、川瀬班(4名)、鈴木班(2名)、三澤班(4名)

欠席者:2名


1 個人発表

・発表者:日野

[概要]

 「新聞の投書から読み解く父親像」をテーマにする。共働きが当たり前になる中で、親子関係のイメージに変化が起こっているのではないか、父と仲がいい子どもも増えているのではないかという疑問点から調査をおこなう。もともとは新聞の社説をデータに用いようとしていたが、数が少ないため、定期的に社会の出来事が記載されており、時代を映し個人の意見を聞くことができる「投書」を使うことにした。これから新聞の投書を読み解き、調査を進めていく。

〈質疑応答・コメント〉

質問1:投書はだれが投稿しているものか

回答1:女性、高齢の方が多い印象である。

質問2:具体的なの内容はどのようなものか

回答2:プレゼントをもらって嬉しいなどの感想。若い頃の思い出などである。

質問3:対象にする範囲はどれくらいか。

回答3:1995年~現在までを考えている。

質問4:社説とはどういうものなのか。

回答4:論説記事の一つで、時事的な問題に対する新聞社の考えや意見を述べたもの

質問5:投書の数は新聞によって異なるのか。

回答5:読売新聞が多い傾向であった。

コメント1:投書の年齢ごとに父親像を分類してみても面白いのではないか

コメント2:書き手の属性や時代で分けてみても面白いのではないか


・発表者:川瀬

[概要]

 「闇バイトに関する若者の家庭の経済状況」がテーマである。年々増加している闇バイトを若者犯罪とイコールである考えて検討してきた。先行研究から、一概に経済状況が若者犯罪に関与しているとは限らないことがわかっている。家庭の経済状況が困窮している若者は闇バイトに関与しやすい傾向があるのではないかという仮説を立てた。今後はさらに若者犯罪に関与する論文をしらべることや、実際に闇バイトに関与した人のデータを調べたい。


〈質疑応答・コメント〉

質問1:闇バイトと知らずに関与している人が多そう。若者犯罪とバイトを=として考えていいものなのか。

回答1:再検討する。

質問2:闇バイトに関する論文はいくつあったのか。

回答2:かなり少ないが、具体的な数字は把握していない。

質問3:これからデータをどこから集めるのか。

回答3:新聞記事やメディアを考えている。

質問4:先行研究の内容をもう少し具体的に教えてほしい。

回答4:貧困家庭の8人に1人が犯罪経験があるなど、貧困家庭は犯罪率が高いことが指摘されている。

質問5:心理学的な闇バイトに関連する論文はあるのか。

回答5:あるが、読んではいない。

質問6:闇バイトと若者犯罪を比較したいのか、それとも同じようなものとして扱うのか。

回答6:これから検討する。

コメント1:一つの事件を対象にしてそれに着目していくのも面白いのではないか。

コメント2:心理学的な観点の論文でも使えるものはあるのではないか。


・発表者:片岡

[概要]

 「若年出産の母親がメディアの中でどのように語られてきたのか」をテーマとする。「若年出産」「若年妊婦」「若年母」「特定妊婦」をキーワードに朝日・読売・毎日新聞の記事を調査し、KH Coderを用いて共起ネットワーク分析をおこなった。共起ネットワークは、全体、「若年」が含まれるもののみ、「特定妊婦」のみ、3パターンを作成した。全体では「支援・虐待・子ども」が上位の抽出語である。「若年」では「子ども・妊娠・支援」、「特定妊婦」では、虐待・支援・児童・妊婦」が上位であった。今後は記事の内容別にコーディング、三紙を時系列ごとに横断的にみる。

〈質疑応答・コメント〉

質問1:新聞をこの3社にした理由は何か。

回答1:全国紙であるから。

質問2:虐待というワードがよく出てきているが、具体的にはどんな内容か。

回答2:これから読み込んでいく。

質問3:特定妊婦はどのような人々なのか。

回答3:若年出産も含め、知的障害、経済困窮など自治体が育児困難であると判断した人のことである。

コメント1:共起ネットワークのなかで「父親」といったワードが少ない印象である

コメント2:全体のデータとして、マイナスなイメージが多い印象を受けた


2 まとめ

発表するとき、前回の内容がどう変わっているのかなど、聞いている人が分かりやすくかつ矛盾のないように話すことが重要で、みんなが気を付けなければならないと思った。


作成:山口

編集:三澤

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