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2025年度卒研ゼミ 第13回 議事録

  • Kanaet-Lab
  • 11月1日
  • 読了時間: 4分

2025年度卒研ゼミ第13回の議事録です。


日時:2025年10月22日(水)13:10-14:40

会場:DW704

参加者:13名 髙橋、川瀬班(4名)、鈴木班(4名)、三澤班(4名)


1 個人発表

・発表者:大森

[概要]

 「アイドルオタクになる過程で親子関係は影響しているか」をテーマとして研究している。インタビュー調査の分析結果では、親からの干渉・応援についての分類、親との共同行動についてその内容を明らかにしていた。今後は、親との共同行動や考察を深めていく。

〈質疑応答・コメント〉

質問1:親とグッズを買うなど他の共同行動はあるか。

回答1:親がグッズを我慢せず買ってくれた話はあった。

質問2:どんな結論にまとめるのか。

回答2:親の趣味が子に影響していくという風に考えていたが、分析を進めていくうちに分からなくなった。再度考える。

質問3:テレビを親と見ているのは、幼いときの話なのか今でも一緒に見ているのか。

回答3:過去形で問いかけたため、幼いときのことを話している場合もある。

質問4 : 干渉コメントしている人の中でも応援の項目があるのではないか。またその中でも違う面が見られたのか。

回答4 : 引き続き検討する。

コメント1:親主導・子主導の共同行動の深堀をしたら面白そう。

〈先生からのコメント〉

・どの人がどれに対応したか(親からの干渉・応援について)記載した方がよい。

・趣味とそれ以外の要素で共通点や比較があるとよい。

・親からの影響を受けた人はなぜそう思うのか、受けていない人はなぜなのか。

・テレビはただ見ていただけなのか、話しながらみていたのか、親とのやりとりにも注目するとよい。


・発表者:川瀬

[概要]

 「闇バイトをめぐるメディアの言説」をテーマとして研究している。闇バイトは生活困窮者が関与している世論の形成があり、メディアは実際にどのように語られているのかを分析する。その結果、闇バイトをする要因は4つに分類された。また、年齢別により要因が変化していること、しかし全体的な傾向としては借金返済によるものが多いことを明らかにした。

〈質疑応答・コメント〉

質問1:朝日新聞を選んだ理由は何か。

回答1:全国冊子の一部であり、確かな情報発信を企業理念としているため。

質問2:闇バイトの参加は1回だけなのか、何回もあるのか。

回答2:多くの人が何回も参加していた。

質問3:闇バイトをする要因の4つの分類は、先行研究をもとに行っているのか。

回答3:自分の主観をもとに分類している。

質問4:闇バイトは経済的困窮者だというのは先行研究があるのか。

回答4:自分の主観が主になっている。

質問5:老若男女の割合はどの程度か。

回答5:女性よりも男性が多く、中年よりも若年が多い。

質問6:性別による闇バイトをする要因はみていないのか。

回答6:現在は年齢別だけ。男女でみれていない、今後男女でもみていく。

コメント1:記事の描かれ方に男女で差がないのが意外だった。

コメント2 : 女性は犯罪のニュースで大きくタイトルに載せられる傾向があるとどこかで見たことがある。

〈先生からのコメント〉

・性別でもみていくと特徴がでるかもしれない。

・SNSについては必要なことを抜き出すとよい。

・闇バイトについて調べる問題提起の部分を補強するとよい。


・発表者:田中

[概要]

 「自治体の広報誌におけるジェンダー表象調査」について研究している。今回は、「広報なごや」の人物の画像・イラストを複数の分類項目に基づいて整理し、表情と記事の内容の項目数を前回よりも少なくして分析を行った。画像では中年が一番多く乳幼児が極端に少ないが、イラストでは画像よりも若年・乳幼児の割合が増えるなど、画像とイラストで違いがあることを明らかにした。

〈質疑応答・コメント〉

質問1:写真で男性の乳幼児がいないのはなぜか。

回答1:性別が判断できない場合は不明の項目に入れたからだと考える。

質問2:名古屋の広報誌と富山の広報誌で、現時点で分かることはあるか。

回答2:名古屋は男女比にあまり差がないが、富山は男性の割合が多いことが分かる。今後さらに分析していく。

質問3:記事の「生活・くらし」はどういった内容なのか。

回答3:防災・地域のルールに関するもの。

コメント1:女性の方がプラスの表情が多いことから、女性の笑顔は魅力的なのだと思った。

コメント2:写真の時よりもイラストで記事の内容の項目が多い場合、実際現場で人が不足しているのではないか、みてみたらおもしろいかも。

コメント3:男性の写真には福祉なし、イラストにはあることから、イラストで理想を反映しているのではないか。

〈先生からのコメント〉

・写真の特徴、イラストの特徴など大枠の特徴を分けてからジェンダーについてみていくとよい。


2 まとめ

 どのテーマにおいても新鮮で興味深い分析結果がみられた。分析結果からどのようにまとめていくか、どう考察していくかはみんなのコメントから考えが新たに広がるように感じた。卒論提出日まで残り少なくなってきたため、内容を作り上げていくことと書くことの同時並行でこれから進めていきたい。


作成:竹内

編集:三澤

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