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2026年度卒研ゼミ 第4回 議事録

  • 7月1日
  • 読了時間: 5分

2026年度卒研ゼミ第4回の議事録です。

 

日時:2026年6月24日(水)13:10-14:40

会場:DW704

参加者:14名 髙橋、榊原班(5名)、田中班(3名)、溝田班(5名)

欠席者:1名

 

1 個人発表

・発表者:榊原

[概要]

同性愛への理解を深めることを目的としたイベントを通した参加者の価値観の変化を研究する。先行研究では同性愛に対する社会的受容感は高いが、自分自身の問題となると受容感が比較的低下するということがわかった。調査内容は名古屋市レインボープライドの参加者を対象としたインタビュー調査を実施し、イベント参加前後での価値観の変化や、イベントの重要性について質問することで、多様性に対する受容的な価値観の形成過程や、イベントへの意欲を抽出する。

〈質疑応答・コメント〉

・どうやって参加した人に聞く?

→検討中だが、一緒に参加した人には連絡済み

・質問項目「どのような意味を持つイベントだと思うか」に対する答えは難しいのでは?

・具体的な場面を聞くなど、もう少し質問自体を細かく聞いてみては?

・先行研究を書いている人で意見に違いはあった?

→心理系が多かった、意見に大きな違いはなかった。共通の意見は個人的受容感が低い

・イベントが重要というよりかは個人がどう思ったかが重要なため、もう少し聞き方に工夫がいるのでは?

・身近な人といっても、当事者が友達と家族では、受容的かどうかに違いがでるのでは?

→判断するのは難しいため、今回は同性愛という大きなくくりで見ていくが、もし聞くことができたら今回のインタビューで聞いてみたい。

・今回は同性愛のみが対象?

→細かくするよりは大きなくくりにする予定

性的マイノリティは様々な種類があるため、細かく聞けたら面白い

・非受容的な人はイベントに参加しないと思うが、どうやって話を聞く?

→はじめは大学生のみ対象だったが、意義が少なかった。そのためイベントの参加者に対象者を設計

・イベントに参加する大学生の中でも、受容的かどうかの具合にはばらつきがあるため、インタビューで細かく聞くべきでは?

・このインタビュー調査を通じて、望まれる結果は?

→肯定的な意見だけでなく、反対の意見も聞けたら嬉しい

・形成過程を聞くのは難しいため、もう少し柔らかな表現にするべきでは?

 

・発表者:齋木

[概要]

ティーン向け雑誌における若者の美容意識について研究する。先行研究からは子供の美容への意識や雑誌がコンプレックスを作るきっかけになっている可能性についての言及が見られなかったため、今回の調査で分析予定。研究方法は小中学生を対象とした雑誌『nicola』を対象に、内容の属性を巻ごとに分類付けするドキュメント調査を実施することで、子どもの美容の意識の変化や、雑誌の中で語られている美容観を分析する。

〈質疑応答・コメント〉

・記事の言葉選びや書き方に変化が出てきたところにこそ社会の意識の変化が現れると思うため、ダイエット記事が増えているからこそそこに注目するべきでは?

・分類が重複した場合どのように優先をつける?

→検討中

・インフルエンサーは芸能かモデルどちらの分類に属するのか

→モデルという扱いにする

・投書欄は記者が抜粋しているので、本当の悩みとは言えないのでは?

・プレゼントという分類は、美容にかけるお金の場面も明確になるためよい

・メイク特集の中でより分類付けをすると、小中学生の意識の違いも見えてくるのでは?

・なぜnicolaを対象?

→自身が所持していると同時に、業界の中で売上が最も多いため

・メイクの前提や、ルッキズムの歴史も先行研究に入れるべきでは?

・誰に向けて書かれた雑誌かを明確にすると、どのようなものが社会に求められているかがわかるのでは?

・子どもの所持品も時代によって変化しているので、そこにも注目するべきでは?

・一口にファッションといっても、環境によって変化するのでは?

 

・発表者:川崎

[概要]

地域による結婚観の違いについて研究する。先行研究では地域移動の経験や地域環境の違いが若者の結婚観そのものにどのような影響を与えているかについて記載がなかったため、今回の調査で分析予定。調査内容は山梨県、愛知県、東京都出身の大学生を対象に、仕事や結婚などのライフコース選択に関するインタビュー調査を実施することで、それぞれの地域による結婚観の違いを明らかにする。

〈質疑応答・コメント〉

・男性の雇用状況が結婚にどのような影響を及ぼすかを具体的にするべきでは?

・なぜこの地域に対象を設計したのか

→大都市、中規模の都市、小規模の都市で分けたかった。もう少し明確にしたい。

・結婚観にも、身近な人の影響はあると思うため、そこも聞くべきでは?

・調査対象者は何が聞きたいかによって変化するため、再度確認するべきでは?

・なぜ結婚観は東日本と西日本で違うのか?

→男性が家を継ぐという規範に地域で違いがある他、出稼ぎに行く人の多さにも違いがあるため

・結婚する上での条件などを聞くべきでは?

・仕事で重要視するものは?という質問は少し難しいのでは?

・世間一般として、恋愛と結婚は別のモノとしてとらえられているのでは?

・結婚に対する社会的な意義を先行研究としてまとめるべきでは?

・地域によって恋愛の価値観が違うという結果に対する社会的意義をもう少し明確にするべきでは?

 

2 まとめ

同性愛、ルッキズム、結婚観と、調査対象は異なるが、どれも昨今注目される多様性が根幹にある社会問題であると感じるため、これまでの人間学部としての学びが発揮される研究内容であると大変感心した。また、同性愛の研究は多様性理解を目的としたイベントの意義、ルッキズムの研究は小中学生の意識の変化、結婚観の研究は若者のライフコース選択と地域差との関連と、それぞれ独自性を持っているため、これまでの研究にはなかったまた新しい切り口が期待できる非常に社会的意義に富んだ研究であると感じた。

 

作成:谷口

編集:榊原

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