2025年度卒研ゼミ 第5回 議事録
- Kanaet-Lab
- 6月25日
- 読了時間: 3分
更新日:10 分前
2025年度卒研ゼミ第5回の議事録です。
日時:2025年6月11日(水)13:10-14:40
会場:DW704
参加者:8名 髙橋、川瀬班(3名)、鈴木班(3名)、三澤班(2名)
欠席者:4名
1 個人発表
・発表者:永田
[概要]
アイドルファンの人間関係に着目して、趣味縁の形成や維持の様相を探るために、タイプロに着目した。グループの再編成を経験したタイムレスのアイドルファンがX上に投稿したテキストをデータとして収集し、ファンになったタイミングで「古参」「新規」に分け、投稿の内容を分類していった結果、いくつかのグループを作成することができた。今後は先行研究を深めつつ、データについても引き続き検討していく。
〈質疑応答・コメント〉
質問1:分析した型からどのように人間関係をみていくのか
回答1:引用リツイートのやり取りから人間関係が新しくつくられたのか、壊れたのか
質問2:古参対新規の人間関係もみていくのか
回答2:古参対古参、新規対新規もある
質問3:どこから新規なのか
回答3:2月の中旬でタイプロを見てはまった人
コメント1:受け入れる新規のファンよりも反抗的の新規ファンの方が多かったが、SNSは過激な人が発言する傾向があるからそのような結果になったのではないか
コメント2:過去に縋る方、現実を受け入れない型がよくわからない
・発表者:鈴木
[概要]
育休を取得した男性の意識の変化について、イクメンプロジェクトのホームページ内に掲載されている育児体験談をデータとして、KH Coderを使ってテキストマイニングをおこなった。一緒に使われる言葉と言葉の組み合わせを描画する共起ネットワーク分析をおこなうと、複数のサブグラフが析出された。
〈質疑応答・コメント〉
質問1:支援センターで父親が行きやすい場所は存在しないのか
回答1:パパサークルを作った人がいる
質問2:意識の変化をすべて男性性にあてはめて考えるのか
回答2:大黒柱としての男性性などに着目して考えていきたい
コメント1:「娘-楽しい」の繋がりが気になる
コメント2:「生まれる」はなぜ独立しているのか
・発表者:梅岡
[概要]
生殖家族において家事・育児をどれくらいおこなうかということが自分自身のきょうだい構成と関連しているのではないかというリサーチクエスチョンを立てた。これを第4回全国家族調査のデータを用いて検証する。きょうだい構成はあらかじめ出生順位ときょうだいのジェンダーを掛け合わせて16パターンを作成した。家事・育児の行動頻度を従属変数とし、きょうだい構成を独立変数としてカイ二乗検定をおこなうと、一部の家事・育児には有意差がみられたが、顕著な結果は得られなかった。このことから、きょうだい構成が大人になってからの家事・育児に関連があるとはいえないという示唆が得られた。
〈質疑応答・コメント〉
質問1:買い物は家族のためか
回答1:アンケート調査では質的な内容はわからない
質問2:第4回全国家族調査は何年のデータなのか
回答2:2018年のデータ
コメント1:婚姻状況などいろいろ混ざっているデータを分析していると聞いたので分けて考えてみるといいかもしれない
2 まとめ
着々とゼミ生みんなが卒論に関する作業を進めていると感じた。今回発表だった人たちはまだ分析を始めたばかりで考察もごく一部しかできていないといっていたので、次回の発表でもう少し情報量の増えた分析結果を聞くことがとても楽しみである。
作成:森田
編集:三澤