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2025年度卒研ゼミ 第12回 議事録

  • Kanaet-Lab
  • 10月22日
  • 読了時間: 5分

2025年度卒研ゼミ第12回の議事録です。


日時:2025年10月15日(水)14:50-16:20

会場:DW704

参加者:12名 髙橋、川瀬班(3名)、鈴木班(4名)、三澤班(4名)

欠席者:1名


1 個人発表

発表者:梅岡

[概要]

 性別ときょうだい構成によって家事育児参加に有意な差がみられるかを研究していく。出生順累計では家事育児頻度にほとんど有意な差が見られず、反対にジェンダー累計では家事育児頻度の全項目で有意な差が見られた。この家事育児頻度にきょうだい構成は関係ないが、異性がいるかが関係するということが分かった。考察として、家事をする頻度がどの女性も男性より多いことは、母親が娘に家事を教える割合が高いという結果の現れなのではと家事頻度にきょうだい内に異性がいるかどうか関係しているかは、家庭内で異性がいることで自然に性役割意識が生じているのではとあげていた。これからは考察を考えることと論文を書くことを進める。

<質疑応答>

質問1:きょうだいの人数とか年の差も関係してくるのかなと家事頻度小さい頃の遊び例えばおままごととかが家事をしようということにつながっているのか。

回答1:年の差の項目は今後の課題にする。

質問2:家事頻度で有意差がみられたと思うが、どの項目が一番優位さが出たのか。

回答2:何パーセント水準で分かれてて、全部1パーセント水準だからこの中でどれが強いかとはいえない。

質問3:全体的にどのぐらいの年代の人が答えているのか

回答3:28歳か72歳。1940年生まれの人から1990年生まれの人

コメント1:私も弟が2人いるが、私が一番家事しているので関係あるのかなと思いました。

先生のコメント

SPSSはそのまま貼らないように注意。統計的に有意な結果が得られなかったときは、「関連がない」のではなく「関連があるとはいえない」というのが適切。


発表者2:山口

[概要]

 女性ファッション誌のコーディネートから見る恋愛・結婚の位置づけというテーマ。テキスト分析・画像分析でおこなう。今回のテキスト分析はデート場面に着目しモノトーンの色合いで構成、肌みせ、ミニ丈などの女性らしさとデニムカッコよさラフさなどのカジュアルさの共存していたことが特徴的で、そのことから気合を入れすぎない、どこかカジュアルダウンしたような自然体のようなものが理想としてあるのではないかと考えている。また、恋愛や結婚について語られるテキストが多く、そのほとんど積極性をあらわすような語彙だったので、恋愛や結婚に対する関心の高さから、自らが主体となるような結婚スタイルが理想になっていると考えられる。今後は結果を書きながら考察に時間をかけたい。

<質疑応答・コメント>

コメント1:テキスト分析のところでかっこいいが一番多いのが意外、年代とかで恋愛観が変化しているのかと思っていたが少し前だと女の子は愛されるみたいなイメージがあったから、今は積極性みたいな少し強くなっていると思った。

コメント2:デート服で無地やモノトーンが多いというのが昔のデート服と変化ありそう

コメント3:最近は恋愛離れしているのかと思っていたが、積極的に恋愛したいとか結婚したいという関心の高さに驚いた。

コメント4:自分の着たいものを重視するより相手からの見え方を意識しているのかなと思った。

コメント5:モノトーンの汎用性が高いのではないか。

コメント6:仕事のテイストのところで美しさが出ているところから見え方を重要視されているのかと思った。

先生のコメント

選んだ雑誌の位置づけを明確に。「かわいい」より「フェミニン」や「女性らしさ」を使ったほうが今後の議論がしやすいのではないか。


発表3:竹内

[概要]

 就活行動に恋愛や結婚がどの程度影響を与えているのか明らかにする。コーディング作業で、「出会い期待」「勤務地指向」「復帰意識」「もしもの安定志向」「企業イメージ重視」の5つに分類した。11人中恋人がいる人が5人。恋人が就活に影響を与えた人が3人。付き合っている期間が長ければ長いほど影響すると思っているが、今回は関連が見られなかった。この恋人の影響について「恋人の将来を強く意識し、行動に移している」「内定後に恋人との関係に不安や葛藤」「恋人の将来を強く意識したが、自分軸優先」「特に意識や行動に影響していない」4つに分類。結果、恋人の有無と交際期間の関連はみられなかった。これからは結果の整理と先行研究の比較を進める。

<質疑応答/コメント>

質問1:結婚を意識するうえで、交際相手の年齢層も関係しそう。

回答1:具体的にお相手は何歳とかは聞いてないが、お互い就活中とかの発言から5人中4人は同い年、同い年だけど意識した人もいるししていない人もいる。

コメント1:交際期間の長さと影響を受ける大きさが比例すると思っていたから意外だった。

コメント2:恋人がいる人の話で勤務地まで合わせることは勇気いることだと思うし、女性が基本合わせているから男性にアンケートとったらどうなのだろう。

コメント3:最後の特に意識や行動していないという話で、たまたま相手も自分と一緒で、愛知の会社を探していたからだけであって、相手が東京行くとか言っていたらこの意識は変わっていたのだろうなと感じました。

コメント4:交際期間が恋愛意識にそんなに関係していないのが意外だと思った。

コメント5:恋人の有無や交際関係が関係していないのは個人の結婚願望の強さによりけりなのかなと思った。

先生のコメント

 分けた結果何がいえるかを今後考えていくといいと思う。先行研究とかで他の地域の大学生のデータとかとか持ってくると面白いかもしれない。また、付き合い方によって意識は変わるのではないか。例えば、今が楽しい付き合い方・未来を見据えた付き合い方など。女性が相手に合わせて勤務地を選ぶことが当たり前なことが面白い。ここに焦点当てるのもあり。


2 まとめ

 発表を通して、データのまとめ方や考察への持っていき方がわかると感じた。聞いている側もただ聞くだけではなく、他の人から分析の仕方などを学んでいきたいと思った。


作成:大森

編集:三澤

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