2024年度基幹ゼミ第16回の議事録です。
日時:2024年10月22日(火)14:50-16:20、16:30-18:00
会場:DW704
参加者:12名 髙橋、川瀬班(4名)、鈴木班(3名)、三澤班(4名)
欠席者:1名(個人面談をおこなった)
1 連絡事項
・GPS-Academicの受験について
・2025年度ゼミ募集の状況について
2 個人発表
・発表者:鈴木
[概要]
男性の育休取得率は30.1%に留まる一方、取得意向は84.3%であり、育児参加する意欲があっても参加しにくいという現状がある。これに対して、イクメンプロジェクトやイクボス宣言などの取り組みがあるが、問題解決には至っていない。こうした現状に焦点をあて、男性の育児参加について検討していきたい。
・発表者:田中
[概要]
どのような社会的状況で若者の流言現象が生じるのかについて考えたい。
・発表者:大森
[概要]
趣味の受容が家族やきょうだいの構成、家庭の状況、親子関係・きょうだい関係など家族間の相互作用と関連しているのかをアイドルオタクという文化受容を通じて考えたい。
・発表者:山口
[概要]
ファッションの時系列的な変遷とその社会背景との関連について焦点を当てたい。具体的には『Seventeen(集英社)』を分析対象にし、冬のデート服を取り上げ、若い女性向けのファッション誌におけるコーディネートを分析したい。
・発表者:森田
[概要]
アイドルが自分たちのグッズではないご当地グッズを取り上げたことに対して、ファンが同じグッズを買い求めたという現象があった。アイドルファンが本来無関係なものに特別な意味を見出すという行為を通じて、今日の社会における有名性について考えたい。
・発表者:川瀬
[概要]
闇バイトを事例に、稼ぐ手段として闇バイトをしてしまうのはどういう人なのかということを通じて、親子の関係性と職業選択の関連について考えたい。
・発表者:竹内
[概要]
今日の日本社会では恋愛離れが進んでいる。その背景には恋愛=結婚の意識が強いことがあり、恋愛離れは結婚離れでもある。人々が結婚をしない理由はさまざまあるが、キャリア形成との兼ね合いの問題もある。こうした結婚観とキャリアの葛藤に着目し、現在の大学生が就職活動をする際に将来の結婚のことを考えて会社や職種を選択しているのか、就職活動における選択行動に結婚に対する意識や規範がどのように関連しているのかについて検討していく。
・発表者:永田
[概要]
アイドルオタクを事例に同じ趣味をもつ人同士のパーソナルネットワークやコミュニティ形成のメカニズムを考えたい。とりわけ、SNSの働きについて考えたい。
・発表者:梅岡
[概要]
きょうだいの有無や生まれ順、あるいはきょうだいのジェンダーによって、親から期待されることや投資されるものが異なるといわれている。このことはさまざまな意識やスキルの獲得にも影響していると考えられる。これまでは主に教育に関して、きょうだいがいることの影響が議論されていたが、大人になって家事をするかどうかということにも影響を与えているのではないだろうか。きょうだい構成に着目しながら、家事に対する態度がどのようなメカニズムによって構築されるのか検討していく。
・発表者:片岡
[概要]
ケアとキャリア、そして老身扶養規範について考えたい。
・発表者:三澤
[概要]
親子関係のあり方と自己肯定感の関係について考えたい。
・発表者:日野
[概要]
ファッション、旅行、親子・パパ友、地方創生などについて考えたい。
3 まとめ
現状についてよく調べて理解している人もいれば、まだ漠然としたアイデア段階の人もいた。これから個々人での作業が増えていくが、個人プレーに走るのではなく、異なるテーマだったとしてもゼミ生同士で協力し励まし合って作業を進めてほしい。
作成:髙橋
編集:髙橋