2024年度基幹ゼミ第12回の議事録です。
日時:2024年6月25日(火)14:50-16:20
会場:DW704
参加者:11名 髙橋、三澤班(4名)、鈴木班(3名)、川瀬班(3名)
欠席者:2名
1 グループ発表
(1)三澤グループ
[概要]
前回をうけて、テーマを「愛知に人が残る理由は何か」に設定した。これに関連する既存研究を検討してみると、たしかに三大都市圏の間では自県進学率が多い、人口移動が少ないといった点が愛知や東海圏の特徴であることがわかった。ほかには、愛知や名古屋の都市の特徴や都市の状況との生活満足度の関係、地元志向や地元意識に関する既存研究などもレビューした。
〈質疑応答・コメント〉
・問題提起として愛知や東海圏の特徴はよく調べられているし、面白い指摘ができそうではないか
・地元志向や地元への愛着、都市に関する既存研究をさらに調べて行くと良いのではないか
・それらを踏まえたうえで、どのような結論を導くのか全体の組み立てや方向性を検討する必要がある
(2)川瀬グループ
[概要]
これまでに読んだ文献や先週紹介した先行研究から、テーマを親の学歴・収入は子育てにどのように影響を与えるのかとした。またこのテーマに関連する親の学歴が子の学歴に与える影響、習い事や家でのルールの緻密さなどをレビューした。しかしレビューした先行研究が2008年のものなど古いものが多いため現代はどうなのか検証していく。
〈質疑応答・コメント〉
・学歴や収入を直接聞くのは難しく、失礼に当たるためアンケート用紙を作成し回答を得るのが良いかも
・もし直接聞くのならば「生活にゆとりはありますか?」(収入を聞く場合)のようにぼやかして聞く
・質問や中身は詰まっているが問題提起が不明確、なぜ調べたのかという問題をしっかり考えていく必要があるのではないか
(3)鈴木グループ
[概要]
前回の子育てに関する先行研究などから、テーマを育児ネットワークとした。育児ネットワークとは育児の主な担い手である母親に対して育児援助を行う人たちのことを指す。
子育てを気軽にお願いできる人と子育ての満足度の関係や育児ネットワークの手段についての先行研究をレビューし、子育てをする親にとって「友人」「家族・親族」はそれぞれどのような存在であるのかという問題提起につなげた。
〈質疑応答・コメント〉
・これからどう進めていくのか?
→これまでの先行研究から得た情報の整理、1つの調査としてどう説明していくか考えていくとよいのではないか
・育児ネットワークの手段について手段的サポート、情緒的サポートをあげていたが近年は情報的サポートという手段もある
・インタビューの際、誰からどのサポートを貰っているかを聞く感じで進めていくのも良いのではないか
2 まとめ
3班ともテーマが決定した。また、来週の月曜日からアンケート調査が始まるため質問内容を今週中に確立させておくとよい。
作成:山口
編集:三澤